ドラマスペシャル みをつくし料理帖は9月22日よる9時~放送です。
主人公、澪役に北川景子。
「なんだ、こいつァ、食えたもんじゃねえ! だいたい、女が作った料理なんか食えるか!」
文化9(1812)年10月、江戸の神田明神下御台所町の蕎麦屋『つる家』。
奉公人の澪(北川景子)は、この店で初めて作った料理を客になじられ、うなだれていた。
大坂育ちの澪は8歳のとき洪水で両親を亡くし、天涯孤独の身となった。
しかし、大坂随一の名店と謳われる料理屋『天満一兆庵』の女将・芳(原田美枝子)に拾われ、その舌を買われて12歳で板場修行をはじめた。
やがて天性の味覚を主人の嘉兵衛に見込まれた澪は、厳しい修行に耐え、腕を磨いていく。
ところが、その『天満一兆庵』は隣家からの延焼で焼失、店主の嘉兵衛も亡くなった。
そこで3カ月前、女将の芳と共に江戸に出てきて、縁あって『つる家』の主人・種市(大杉漣)のもとで働きはじめたばかりだった。
客が箸もつけなかった土手鍋をひと口食べ、「面白い」とつぶやいたのは、常連客の浪人・小松原(松岡昌宏)だ。
ふらりと『つる家』にやって来ては酒を飲んで帰っていく小松原は、謎の存在だった・・・。
それからも、澪は「見た目も味も、うすぼんやり」「味のねえもん出しといて何が料理人だ!」などと客になじられてばかり。
実のところ、江戸では大坂と同じように昆布で出汁を取っても同じ味が出せず、澪は江戸風の鰹出汁にも濃いしょうゆの味にも慣れずに困っていたのだ。
そんなときかねてから体調を崩していた芳が倒れ、さらに澪は、過酷な運命に見舞われることに・・・!?
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