今回の東野圭吾ミステリーズは、篠原涼子主演です。
ミステリーというよりは、最後になんかほっこりする感じ。
自分のパートナーの20年前の秘密に触れて、さらにお互いの愛情を確認し合えた・・・というような感じです。
20年前の秘密とは、一体・・・??
恋人・照彦(田辺誠一)と暮らし始めて2年余り、亜沙子(篠原涼子)は自由で充実した毎日に満足していた。
2人の間には将来の約束はなく、それぞれの仕事を充実させた自由で幸せな大人の恋愛関係を送っていた。
そんなある日、亜沙子に子宮筋腫が発覚。
医師からは、子どもが欲しいなら早めに手術をするよう勧められる。
亜沙子は悩みながらも、病気のことを照彦に話せないでいた。
さりげなく話題を振ると、照彦は一生子どもを持つつもりはないと言われてしまう。
個人の自由だと受け止めようとする亜沙子。
さらに、、亜沙子は深夜に照彦がうなされているのも見てしまう。
何でもないと取り繕う照彦だが、亜沙子は照彦の行動に不安を感じ、何かと疑い深くなってしまう。
そんなある夜、亜沙子は自分に隠れて電話をしている照彦に気づく。
どうやら照彦は、誰かと子供のことについてを話し、会う約束をしていた。
亜沙子には子供を持つつもりがないと言っていた照彦がなぜ?
昭彦に浮気の疑いをもった亜沙子は、電話の相手と会う約束をした照彦を密かに尾行する。
照彦が向かったのは地方の喫茶店。
亜沙子が様子をうかがっていると、照彦は同年輩の男と連れ立って出て来た。
そして、2人が向かった先は8歳で亡くなった少女の墓だった。
彼らが去った後、参っていた墓を確認する亜沙子は女性に声をかけられる。
昭彦と一緒だった男性の妻だった。
亜沙子と同じように夫の行動に疑念を抱き様子を見に来たのだ。
そして、この墓の少女が20年前に殺されたと言うことを聞くのだった。
昭彦は、少女が殺されてから20年間苦しみ続けるのです。
20年前の自分の行いに罰を与え、一生子供は持たないと自分に誓います。
しかし、やっと遺族へ詫びることができ、20年越しに少女との約束も果たせたことで少しだけ肩の荷を下ろすことができるのです。
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